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理美容器具のメンテナンスと寿命を延ばすコツ

毎日使う理美容器具の適切なメンテナンスは、その寿命を大きく左右します。この記事では、各種器具を長持ちさせる簡単で効果的な方法を解説します。

代表的な器具

理美容店で使用する器具の代表的なものといえば

  • ヘアカット用ハサミ
  • ヘアークリッパー
  • ドライヤー
  • ヘアアイロン

ですね。それぞれに関してご紹介します。

ヘアカット用ハサミ

ヘアカット用のハサミの特徴は何といってもその切れ味の鋭さと、刃の種類が用途別に複数あること、そしてハンドルが持ちやすくなっていることです。とても繊細なツールで、床に落としただけでも使えなくなることもあります。

メンテナンスができていないハサミは、ネジがゆるんでいたりして、髪を切ろうとしても毛を噛んで引っ掛かり切れなくなってしまいます。いつでも快適に使えるよう最善のパフォーマンスを上げるために以下の点に注意してメンテナンスを行います。

汚れを落とす

水やお湯で汚れを落としますが、特にお湯を使うとヘアオイル等の油分を落とすことができます。

水分を拭く

湿気はハサミには禁物ですので、ティッシュや柔らかいタオル等で丁寧に拭います。

油を指す

精密構造の理美容ハサミはスムーズな動きを保つために、定期的に防錆、潤滑、耐摩耗に優れる専用オイルを軸部に塗布する必要があります。触点部分にシザー用のオイルを数滴垂らします。余分なオイルはきれいなティッシュや布で拭ってベタつかないように馴染ませます。

セーム革で拭う

セーム革とは小鹿の皮をなめしたやわらかな革で、ハサミを傷つけません。セーム革は適度な柔軟性と油分を含んでいて付着した毛やほこり、薬品などを拭き取るのに最適です。

ハサミは開閉することで刃と刃がこすれバリが発生し、スムーズな開閉ができなくなります。セーム革で拭うのは、この細かな刃のバリを取り鋭い切れ味を保つためです。

ネジをチェックする

ネジの締め加減が適切でないと、切れ味に影響が出ます。オイルを注すと開閉が緩くなることがあるので、ネジの緩みをチェックし、緩んでいれば専用ドライバーで締めて調整します。ハサミを開いて放すと、刃が軽く接触する程度に調整するのが一般的です。ハサミを調整する前には、汚れや油分をきれいに拭き取ってから行います。

定期的にプロのメンテナンスを受ける

切れ味を長持ちさせるためには、定期的に専門の研ぎ業者に定期的に刃を研いでもらいましょう。

ヘアークリッパー

使用する前にすること

一日の使用の前に必ず専用オイルをさします。ブレード(刃)の両角と真ん中、ブレードの脇に差し、1秒程度スイッチを入れてオイルを行きわたらせます。オイルが不足するとブレードと本体で摩擦が生じブレードが熱くなりやすいでので忘れずに行ってください。2回の使用ごとにオイルを差すことをおすすめします。

次に消毒系潤滑油(スプレータイプ)をブレード部分全体にたっぷりと(多すぎるぐらい)噴射し、乾いたタオルでやさしく拭き取ります。

クーリング(冷却)

ヘアークリッパーを10分以上連続で使用した場合、ブレードに熱が発生するのでクーリング(冷却)する必要があります。熱いまま使用すると、ブレードがお客様の頭皮に触れた時に熱いと感じさせてしまいます。熱はブレードを手首の内側に軽く触れさせて確認しましょう。指先で触れるよりも正確に確認できます。

クーリング用スプレーを刃の部分全体にかかるよう噴射させクーリングします。

毛くずを取り除き洗浄する

使用後は電源をオフにし、ブレードがしまった状態でブレードを外します。外したら本体とブレードそれぞれをブラシで払いに残っている毛くずを取り除きます。

専用洗浄液を使ってブレードを洗浄します。洗浄後空気乾燥させるか拭いて水分を除きます。

オイルを塗る

ブレードの表と裏の両方にオイルを塗ります。その後ブレードを本体に装着し、2-3秒スイッチを入れてオイルを行きわたらせます。その後余分なオイルをふき取ります。

ブレードを交換する

切れ味が悪くなったらブレードを交換しましょう。切れ味が悪いまま使用しつづけていると、パフォーマンスが落ちますしお客様にも不快な思いをさせてしまいます。

ドライヤー

ドライヤーは周囲の空気を吸い込み口から吸い込んで、本体内のヒーターで加熱し吹き出し口から出すことで温風を発生させます。その仕組みからどうしても空気中のホコリを吸い込んでしまい、性能が低下します。そのため以下のお手入れが必要です。

UnsplashのAndrea Donatoが撮影した写真

吸い込み口

電源をオフにして電源プラグをコンセントから抜きます。表面についたほこりなどを取り除きます。内側のホコリは、カバーが破損しないように注意してやさしく掃除機で取り除きます。吸い込み口のカバーを外せる場合は、そっと外してカバーを裏側から清掃します。

吹き出し口

電源プラグをコンセントに入れて電源を入れます。冷風が出るように切り替えてから、ホコリやゴミをそっとかき出しながら吹き飛ばします。

本体

本体が汚れた場合は、固形せっけんの水溶液で拭き掃除をしましょう。整髪料などをついたままにしておくと本体の材質であるプラスチックが劣化します。その際固形せっけんの水溶液以外は使わないでください。アルコールや除光液、ハンドソープ等の洗剤でのお手入れは故障や部品の割れ・変色などの原因になります。

電源コードについて

コードをねじれたままにしておいたり、本体にコードを巻きつけて保管すると断線しショートの原因になりますので、おやめください。(引用元 ドライヤーの安全上のご注意 URL https://www.jema-net.or.jp/Japanese/ha/dryer/safety.html)
                            

ヘアアイロン

ヘアアイロンは熱を発させて使用するため、スタイリング剤や油分などが付着しやすく、毎日使うとヒータープレート部に蓄積します。その結果性能が低下したり故障にもつながりかねないので、お手入れが必要です。

お手入れの前に

ヘアアイロンは大変熱い状態で使用しますので、やけどをしないよう十分な注意が必要です。ですので、まず電源を切り電源プラグを抜いた後、ヒータープレートの温度が十分冷えるまで待ちます。冷えたのを確認してからお手入れをはじめます。

汚れを落とす

ヒータープレートや本体の汚れは、 ぬるま湯か水で薄めた中性洗剤を湿らせた布で丁寧に拭き取ります。このとき本体を傷めないために除光液やベンジン、アルコールや磨き粉等は使用しないでください。

ヒータープレート部分にスタイリング剤などが蓄積したり焦げ付いたりすることにより、滑りが悪くなることがありますが、その場合はナイロンタワシで軽く磨くようにして、蓄積汚れや焦げ付きを落としてください。

オイルクロスや化学ぞうきん等でこすったり、長時間接触させたままにしておくと変質することがありますのでご注意ください。

さいごに

お客様に満足感を与えるために欠かせない各種器具ですが、日々のメンテナンスを怠ると理美容師のパフォーマンスや理美容室の評判にも大きく影響します。「毎日するのは面倒くさいな」という気持ちが湧きがちですが、毎日のメンテナンスには結果が必ず伴います。手間を惜しまず行っていきましょう。