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【美容師必見】顧客満足度アップにつながる髪質・悩み別トリートメント選びのガイド
人に会ったときに与える第一印象は顔よりも髪の毛ともいわれます。近年、お客様の髪に対する意識は高まっていますが、その髪の健康は日々のヘアスタイリング、外部環境の影響によって損なわれやすいものになっています。
髪のダメージを補修し、ツヤやハリを与え、健康的な髪を保つためにヘアケアに重点を置いたトリートメントを求める声が増えています。お客様の要望にこたえるために、お客様の髪質や悩みに合わせたトリートメントを選ぶことは、美容師にとって重要なスキルの一つです。
そこで今回は髪の健康を守るトリートメントの選び方について解説します。
髪質を把握する
トリートメントを選ぶためには、まずお客様の髪質をしっかりと把握することが大切です。一言で髪質と言っても以下のような要素があります。
- 毛質:太い、細い、硬い、柔らかい
- クセ:直毛、波状毛、縮毛
- 頭皮の状態:オイリー、乾燥、フケ
例えば、毛が細く乾燥ダメージがある等、ほとんどの場合これらの要素が複合的に関係しあっていますので、丁寧な聞き取りと見た目の両方から髪質を把握することが重要です。
悩みに合わせて選ぶ
お客様の髪の悩み、なりたい髪質によっても、適切なトリートメントは異なります
- ダメージ補修:カラーやパーマによるダメージ、ヘアアイロンやドライヤーの熱によるダメージを受けた髪を補修し、ツヤやハリを与える
- 保湿:乾燥によるダメージを受けた髪に水分を与え、パサつきを抑える
- 頭皮ケア:フケや痒みを抑え、頭皮を健やかに保つ
- ボリュームアップ:細い髪にハリやコシを与え、ボリュームアップする
- 縮毛矯正:縮毛を伸ばし、髪を扱いやすくする
上記の通り様々なお悩みがありますが、お悩みも髪質同様単一ではなく複合的な悩みを抱えているお客様が多いので、ご希望を充分に伺ってトリートメントを選ぶ際の参考にしましょう。
成分をチェックする
お悩み別にの効果のあるトリートメント剤の代表的な成分を下表のようにまとめました。
お悩み | 成分名 | 効果 | |
---|---|---|---|
保湿 | 髪のパサつき | ヒアルロン酸 セラミド ホホバオイル | ヒアルロン酸:水分を抱え込む力に優れている セラミド:水分や油分の蒸発を防ぎ、毛髪を乾燥から守る ホホバオイル:毛髪によく馴染んで浸透し、キューティクルを補修 |
ゴワつきや広がりを抑える | シリコン ポリマー | シリコン:髪の表面を補修し、滑らかに整える ポリマー:保湿補強効果 | |
補修 | カラーやパーマによるダメージ | ケラチン ヘマチン コラーゲン | ケラチン:髪の主成分、毛髪のダメージ部分を一時的に保護したり、補修効果がある ヘマチン:ケラチンと結合し、キューティクルを補修し、髪の強度とツヤを向上させる コラーゲン:髪を太くし、なめらかさを増す |
ヘアアイロンによるダメージ | グリオキシル酸 | グリオキシル酸:ゆがみを整え、クセを抑制、まとまりを良くする。コーティングして、ツヤ効果が持続 |
これらの成分を理解し、お客様の髪質や悩みに合わせて、適切な成分が配合されたトリートメントを選ぶことが重要です。
使用感を確認する
トリートメントを選ぶ際には使用感を確認することも重要です。質感(重い、軽い、なめらか、さらさら)、香り、洗い流しやすさは実際に試してみて選ぶことが必要です。
お客様のライフスタイルに合わせる
お客様のライフスタイルに合ったトリートメントを選ぶことも重要です。ライフスタイルに合わせる条件として、使用頻度(毎日/週に〇回等)や使用時間(短時間/じっくり)、価格(高価/リーズナブル)といった要素を考慮する必要があります。
まとめ
トリートメントを提案する際、お客様の髪質や悩み、ライフスタイルをしっかりと把握することが重要であることがわかりました。
さらに、以下の点にも意識することで、効果が持続するお客様満足度の高いトリートメント提案が可能になります。
- 最新のヘアケアに関する知識を常にアップデートする
- お客様とのコミュニケーションを大切にする
- 自宅で使用できる製品の提案
第一印象に大きな影響を与える髪の毛。お客様の髪のお悩みを第一に考え、髪の健康を守るトリートメントを提供することで、お客様の信頼を得、リピーターを増やすことができます。