日本ではSNSを利用している人が全体の68.5%に上ります(総務省の統計による。出典元記事タイトル「令和4年　情報通信に関する現状報告の概要」 URL https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r04/html/nf308000.html#d0308130）。理美容室の多くも何かしらのSNSを宣伝媒体の一つとして利用しています。SNSでの宣伝を成功させるには投稿内容が良いものであることは言うまでもありませんが、誰にも見てもらえなかったら意味がありません。では見てもらえるベストな投稿タイミングはいつなのでしょうか。今回は生活パターンからのベストな時間帯の分析と頻度をご紹介します。またSNSの6万件の投稿を分析した実際のデータもご紹介します。

生活パターンから考えるベストな時間帯

わたし自身はSNSをこんな時間帯に見ていますが、

• 朝の通勤時間帯
• 昼休憩
• 寝る前等自宅でくつろいでいるとき

SNS利用のピーク時間もこれとほぼ同じです。もう少し詳しく見てみましょう。

平日朝　午前7:00-午前8:00

平日では通勤通学の電車車内で時間潰しに見るというユーザーが多くなる時間帯です。内容としては一日のはじまりにふさわしい、さわやかな軽い投稿が好まれます。またこの時間帯は投稿が少ないので、読んでもらえる確率も高まります。

毎日　午後12時-午後1時　　

平日、土日に関わらず昼食時にゆっくりとSNSチェックをする人が増える時間帯です。と同時に投稿数も増えるので、印象に残るような画像や動画を使用した投稿をするのが有効です。

毎日　午後8時-午後10時

寝る前にゆっくりとSNSチェックをする時間帯でSNSのゴールデンタイムと呼ばれます。一日の内で一番投稿数も閲覧者数も増える時間帯です。昼の時間帯と同様、投稿数が大変増えますが、印象的な内容であれば拡散数も大いに増える時間帯です。

プラットフォーム別最適な頻度

X（Twitter）とInstagramでは投稿の表示の仕方が異なっていますので、それぞれの特徴により投稿頻度も異なります。

X（旧Twitter）の場合

Xの場合は、毎日最低1回は投稿しましょう。タイムラインがどんどんと変わっていきますので、投稿回数が多くても気になりません。ときには以前投稿して反響がよかったものを再度投稿してもかまいません。

種類別6万件の投稿分析結果

次は2021年にBlog2Social（同名のWordPress用のSNS自動投稿プラグインを提供する企業）が行った世界中のブロガーや企業による6万件の投稿分析の結果のうち、X（旧Twitter) と Instagramについてご紹介します。

X（旧Twitter）の場合

ピークは1日3回：午前8時から午前10時（通勤時間帯）、午前11時から午後1時（昼休憩）、午後5時から午後6時
特に良い反応がある時間帯：通勤時間帯、昼休憩時間
良い反応がある曜日：月曜日から金曜日
反応が悪い時間帯、曜日：就業時間帯、深夜、週末

Instagramの場合

ピークは1日2回：午前11時から午後1時（昼休憩）、午後7時から午後9時
特に良い反応がある時間帯：午後7時から午後9時
良い反応がある曜日：水曜日
反応が悪い曜日：週末、特に日曜日

まとめ

時間帯により閲覧者数や投稿者数が大きく変わるSNS。そこで目に留まるためには上手に時間帯を選び、時間帯に合った内容で投稿する必要があります。手軽に試せて結果が数字で見えるのがSNS投稿の利点です。試してみて結果を分析し、最適な投稿パターンを見つけましょう。